ドル円の為替レート推移の特長
ドル円はレンジ相場を形成しやすい値動きをするという特長があります。基本的に日本は輸出国であるため輸出で得た外貨を、円に換える必要があります。円に換えるには外貨売り円買いのオペレーションをする必要があるのです。ですから円安にいけばいくほど、利益で得た外貨(米国ドル)を円に換える輸出企業が増えるため、円安は抑制され、円高(円買い)がすすむことになるのです。
その一方、円高が極度にすすむと今度は、日銀が介入、または口先介入をしてきます。結果、円高は一定の為替レート水準でとまり、円安に向かいやすくなります。
過去の為替レートで見てみると、上は110円、下は85円でレンジ相場を形成している傾向があることがおわかりになるでしょう。
ドル円はレンジ相場を形成するトレンドへ
ドル円は、レンジ相場が続いている。今晩21:30に発表が予定されている米実質GDP改定値の下方修正の幅を見極めたいほか、23:00に予定されているバーナンキFRB議長の講演にて追加的な金融緩和策の有無についても確認したいとの意向が市場に重く圧し掛かっているのだろう。
米実質GDPの下方修正は避けられないものの修正幅については、事前予想を過度に信頼しない方がよいように思われる。民間在庫や設備投資の修正幅の予想は、エコノミストといえども難しく、事前予想ほど下方修正幅が大きくないこともありえる。この場合、市場が一時的とはいえ米国景気に対する楽観的な見方を強めドル買いの動きを示す可能性すらありうる。
バーナンキ議長の講演内容についても同様だ。市場には、追加的な金融緩和策を期待する声もあるようだが市場に促される形で追加策を実施するような流れはFRB当局者として避けたいところ。今晩の講演内容は注目を集めているものの今晩のタイミングでバーナンキ議長が新たな策を具体的に提示する可能性は、さほど高くないと見ている。
週末ということもあり、今晩も欧米株式市場への注意は必要だろう。昨晩に引き続き、欧米株式市場を通じて金融市場のリスクに対する姿勢を推し量ることが有用と思われる。
21:30
米 実質GDP・改定値(第2四半期)
予想 1.4% 前回 2.4%(前期比年率)
米 GDPデフレータ・改定値(第2四半期)
予想 1.8% 前回 1.8%(前期比)
【要人発言】
23:00
バーナンキFRB議長 講演
(経済見通しとFRBに政策対応)
【その他】
欧米株式市場
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